中学受験の明日のために その4 間違い直しが最も大切

 できなかった事をできるようにするのが勉強です。ですので、間違えた問題を放ったらかしにするのは勉強ではありません。間違えた問題は必ず間違い直しをしましょう。

問題を解き終えたら解答を見て答え合わせをし、どこを間違えたのかを探します。1分で構わないので探しましょう。見つけたらそこを修正します。その後、なぜ間違えたのか、どうすれば次に同じ間違いをしないで済むかを考えましょう。そこは時間の許す限り考えて下さい。原因や対策が間違っていても構いません。自分なりの分析や対策を考える事が大切です。

一方、どこを間違えているのかがわからなかったり、はじめから手も足も出なかった場合は解説をよく読みましょう。ここで注意してほしいのは、解説の意味を理解して終わりにしない事です。一旦解答解説を閉じて、もう一度自力で再現できるかを試してみて下さい。そこで再現できれば間違い直しは終了です。しかし、初見では解けなかったわけですから、問題番号には△などの記号をつけると良いでしょう。

自力で再現できなかった場合は、それ以上考える必要はありません。問題番号に×をつけて詳しい人に聞いてみましょう。自分はこのように考えたが一体どこがおかしいのか、この解説の意味はどういう意味なのか、という質問の仕方をしてみましょう。ただ漠然と「わかりません」というより理解が深まります。質問をした後はそれで終わりにするのではなく、自宅でもう一度再現できるか試してみて下さい。再現できれば×は△に変わります。そうやって×の問題をできるだけ△にしていく努力をしましょう。一気に◯にしようとしなくて大丈夫です。

次に△の問題を◯にする事が課題になります。大抵の学習塾は、一週間後に確認テストがあるはずです。そこで△だった問題を◯にしたいので、テストの前日に、△の問題だけを◯にできるように何度も練習しましょう。つまり、一週間の間に△の問題や×の問題でわからない部分を質問して理解し、なぜ間違えたのかを分析し、間違えないためにどうすれば良いかを考え、テストの前日に◯にできるよう何度も練習する、という流れです。このサイクルができると、徐々に成績は向上していくでしょう。

 今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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