中学受験の明日のために その7 ケアレスミスを防ぐには

 ケアレスミスが直らないと悩む人は多いです。あとで見直すと、どうしてこんな所でミスしてしまったんだろうと不思議に思いますよね。ケアレスミスを無くす事は正直難しいですが、減らす事は可能です。

まずどこを間違えたのかを探しましょう。間違えた箇所が見つかったら、なぜ間違えたか、どうすれば同じ間違いを繰り返さないで済むかを考えます。そして対策がわかったら、メモ帳にその対策を書きます。新しいパターンの間違いが出るたびに対策をメモ帳に書いていきます。

そしてテストの日になったら、そのメモ帳を読み返して、自分はどのような間違え方をしやすいかを自覚してテストに臨みましょう。こういった習慣が身につけば、漫然とテストを受けるよりケアレスミスは減ります。周囲から言われてもなかなか直らないのがケアレスミスです。本人は間違えたくて間違えているわけではないからです。

私は、ケアレスミスを減らす方法は自覚と見直しだと考えています。自覚を促すためにメモ帳を活用する方法は今お伝えしました。もう一つの見直しについては、練習の時からする習慣を身につけましょう。練習でできないことはテストでできません。練習の時に、問題文を読んでわかった問題に関しては1回目で正解することにこだわるのです。1回目で正解するためには見直しが欠かせません。間違えることがいけないと言っているわけではありません。1回目で正解することに大きな価値があるという価値観を持ってほしいのです。自信を持って前に進むことは大事ですが、疑うことは同じくらい大事です。練習で1問解く毎に見直しする習慣を身につけることをお勧めします。

これら2つの習慣を身につけることができれば、自ずとケアレスミスは減っていくことでしょう。

 今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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