受験勉強をしていると、ストレスが溜まってついつい身近な人にあたってしまいがちです。ですがこれでストレスが解消することはありません。むしろもっとストレスを溜めることになるでしょう。なぜなら、自分と向き合っていないからです。ストレスの原因は相手にあるのではなく、自分の心の問題であり解釈の問題だからです。自分の問題から逃げて相手に責任転嫁しても問題は解決しないのです。自分の意見を述べることは大切ですが、八つ当たりをしても解決からは遠ざかります。
相性の悪い人というのはどこに行ってもいます。中学受験生であれば学校や塾のクラスメイト、先生や家族などに囲まれているわけですから、相性の悪い人は一人や二人いるのです(ただし先生と生徒は相性の悪い方が良い場合もあると私は考えています)。そこで最善の解決策は感謝することです。嫌いな人に感謝なんてできないと思うかもしれませんが、心が伴っていなくて構いません。感謝の言葉だけを述べるのです。直接本人に感謝の言葉を述べる事ができない人は心の中で思うだけでも良いです。自分のストレス解消のために感謝するのです。相手のためではありません。
相性の悪い人というのは自分が嫌がる事をしてくる人です。嫌なことをされた事によって、こういうことをすると人に嫌われるんだな、と学べます。それを今後他人にしないようにするのです。そうすると未来の人間関係が良好になっていきます。つまり、相性の悪い人は反面教師にして、その人と逆の事をしていくとうまくいくようになります。
決してやられた事をやり返してはいけません。やり返すというのは相手と同じ土俵に立っています。相手の思う壺なのです。これから生きていく間に様々な嫌なことに出会う事でしょう。しかしそこから学んで感謝すれば、人生はどんどん好転するのです。
嫌がらせをしてくる人は将来同じ目に遭います。むしろもっと酷い事を周囲からされます。因果応報は本当にあるのです。良い種を蒔けば良い芽が育ち、悪い種を蒔けば悪い芽が育ちます。自分で蒔いた種は将来必ず自分で刈り取らなければいけないのです。未来の自分の人生のために、周囲に流されず良い種を蒔きましょう。
今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。