中学受験の明日のために その49 目的を間違えないこと

 学習塾に通っていると膨大な家庭学習が出されます。真面目な生徒は全てやろうとします。間違ってはいませんが、そういう日々が続くと、しばしば家庭学習を終わらせることが目的になってしまいがちです。

目的は家庭学習を終わらせることではありません。目的は、あくまでも受験に合格することであり、できなかった問題をできるようにすることです。出された家庭学習を1週間以内に何とか終わらせたとしても、一周しただけで頭に入っていなければ、確認テストで点数は取れません。当然入試でも点数が取れないために不合格になってしまいます。努力が報われないケースですね。

家庭学習をやる以上は、1週間の間に間違えた問題を繰り返しやって、次週の確認テストで点数を取ることにこだわらないといけません。間違えたら後で間違え直しをすればいいという意識では点数は取れません。次週の確認テストで満点を取るために、この1週間ベストを尽くそうと決意して徹底的にやることが大事なのです。

時間がどうしても足りない場合は、出された家庭学習を全てできなくて構いません。しかし、やった問題に関しては、次週の確認テストで点数に繋げましょう。そうすれば、間違え直しの数が減ってきます。間違え直しの数が減れば時間が生まれるので、ますますできる問題が増えてきます。正のスパイラルに入るためには、1週間の間にベストを尽くして、出来るだけ確認テストで間違える問題の数を減らすことに集中するのです。この問題は二度とやらなくていいように必ず正解させる!と決意しましょう。

点数が取れてくると、勉強を続けやすくなります。ほとんどの人は勉強が好きではありません。だからこそ点数にこだわることが大事なのです。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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