中学受験の明日のために その94 これからの時代、学歴は不要?

 以前から学歴不要論を唱える人はいましたが、今はインフルエンサーの中にそれを唱える人が出てきていることから、影響を受ける人が少なからずいるはずです。

私としては、勉強の才能があれば、旧帝大や早慶などの大学に是が非でも行っておいた方が良いと考えています。学歴があった方が、将来最先端の仕事に携われる可能性が高く、仕事の幅が広がるからです。

勉強が苦手でも大学は卒業しておいた方が良いです。これは、大卒でないと入れない会社が数多くあるからです。自分は将来会社員ではなく、起業して生きていくと決めている人は大学に行く必要は無いと考えるかもしれませんが、それでも統計で見ると、大卒の起業家の方がうまくいっている割合の方が高いと聞いた事があるので、大卒の資格は持っておいて損はしないでしょう。

学歴のある人が学歴はいらないと言えば格好がつきますが、学歴のない人が学歴はいらないと言っても負け惜しみと受け取られかねません。しかも、学歴のある人が学歴はいらないと言えば、学歴のない人から好かれ、お金が儲かる可能性があるので、そう言っている場合があります。

そういう観点から見ると、やはり学歴はあった方が良いです。特に東大は今でもブランド価値は高いですし、東大生の学力が下がってきたとは言え、価値が無くなることは無いでしょう。ただ、大学で学べることは今はインターネットや本でほとんど学ぶ事ができます。つまり、大学の価値は伝統や権威にシフトしていくわけです。それは悪いことではありません。人は権威の無い人より権威のある人の話を聞きたがるわけで、その手段として大学を利用すれば良いのです。

学歴は不要と考える人と必要と考える人とでは、形成するコミュニティが異なってきますが、どこに属するかは自分次第です。将来の選択肢が広がる方を選択した方が未来は明るいというのが私の考えですね。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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