子供なら誰でも一度はカンニングをするものです。自信のある教科ならカンニングはしませんが、自信のない科目はカンニングをしても不思議ではありません。
カンニングする動機は色々あります。自分ができる子だと思われたい、親を悲しませたくない、親に褒められたい、などその子の性格や置かれた環境によります。もし、我が子がカンニングしていることを知った場合は、まず自分がプレッシャーをかけていなかったかを振り返ることは必要です。過度な期待をかけていなかったか、成績が悪かった時に怒ったり、がっかりした態度を取らなかったかを振り返ってみることです。もしそういう事があれば、その日から態度を改めていけば、子供も徐々に安心して自分を良く見せようとは思わなくなっていくでしょう。
自分を良く見せようとする子は悪い子とは言い難いです。良い子は親の期待に応えようとします。その子の性格は、幼少時の家庭環境や周囲の環境に影響を受けますから、原因は環境にあると言えます。良いことをしたら褒める、悪いことをしたら叱る、というのを繰り返されると、常に良い子でなければいけないと考える子は多いです。人間は良いこともすれば悪いこともします。子供も同じです。我々大人が、両方を受け入れていくことで子供に安心感が生まれます。
そもそもカンニングはそんなに悪いのかという話があります。小学校入学くらいまでは、みんなで助け合っていきましょう、というような風潮だったのが、小学生になると、急にカンニングはいけませんとなり、学生時代はずっとその流れが続きます。社会人になると、優秀な人のやり方を真似する事が推奨され、カンニングがOKとなります。学生時代だけカンニングがダメというのは変な話です。
はじめにルールとして、カンニングがバレたら全科目0点にすると明言しているわけですから、バレたら0点になり本人が損するだけなので、放っておけば良いというのが筆者の考えです。
今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。