中学受験の明日のために その64 国語の大切さ

 以前算数の大切さを述べましたが、今回は国語の大切さを述べようと思います。

算数と国語は、多くの学校で理科や社会より配点が高く、合否に大きく関わってくる科目です。特に算数は、1問あたりの配点が大きいために差がつきやすいです。一方国語は日本語なので、ある程度は誰でもできる科目のため、ないがしろにされやすい傾向があります。特に男子は算数ができて国語が苦手という子は多いです。私がまさにそうでした。ここで国語をほとんど勉強せずに算数ばかり勉強すると、後々困ることになります。

中学受験は、国語が苦手でも誰でもある程度できるためにそこまで差がつかず、算数が飛び抜けてできれば合格する場合があります。大学受験では、国語のいらない学校があり、数学だけが飛び抜けてできると突破できたりします。

しかしこれが危ないのです。大学生以降は、文章を読まなければいけない場面が山ほど出てくるからです。大学生から伸びなくなる人は、決まって国語ができない人なのです。国語が苦手でも、逃げずにしっかりと勉強しておきましょう。国語が苦手な人は、大抵本を読むのが嫌いです。中学生になったら、漫画で構わないので活字に触れる事が大切です。

私は19歳まで、活字だけの本を一冊も読めませんでした。それでも漫画を通して活字に触れていたために、何とか大学入試まで突破する事はできました。ただずっと活字の本を読めていない事がコンプレックスだったために、浪人生の頃にようやく本を読めるようになりました。これも中学受験の国語で最低限の勉強はしていたことと、中学生以降に漫画を大量に読んでいたからだと思います。

社会人になった今では、読書が生活の一部になっていますが、読書の習慣がついていなかったらと思うとぞっとします。今本を読めない人は、漫画で構わないのでどんどん読みましょう。本を読める人も、受験のために読書をやめる必要はありません。6年生になったら控える必要は出てくるでしょうが、やめる必要はありません。

大人になっても成長し続ける人は、決まって国語ができる人であることを忘れないで欲しいです。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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