中学受験の明日のために その44 毎日適度に体を動かそう

 塾に通っているとどうしても運動不足になります。成長期の子供にとって運動は大切な刺激です。

学校の休み時間は大いに運動して下さい。学校の休み時間まで勉強する必要はありません。運動は全身を刺激するので脳に良い影響を与えてくれます。運動した後に頭がスッキリして、勉強がはかどった経験のある人は多いのではないでしょうか。詳しいデータは知らなくても、経験則で多くの人が知っているはずです。受験勉強に大いに生かしたいですね。

休日で一日中勉強できる日があったとしても、1時間くらい外出して運動した方が多くの宿題を終わらせる事が出来たります。頭がスッキリして集中しやすいからです。運動のしすぎは眠気を誘うことがあるのでお勧めしませんが、適度な運動は毎日して欲しいです。学校がある日は休み時間に、休日は意識的に外に出て運動しましょう。エレベーターではなく階段を使ったり寝る前にストレッチをしたり、と忙しい中でも運動するチャンスは結構あります。

運動が嫌いな人や苦手な人は歩くだけで良い刺激になります。他人と競争するわけではないですから、休日に自分のペースで景色を眺めながら歩くと良いでしょう。

これは大学入試で良く見られる傾向ですが、運動部に入っている生徒が高校3年生の夏が終わると同時に部活をやめ、受験勉強に集中して逆転合格をする場合があります。体育会系の人は体力があるために、長時間集中して勉強に取り組めるのです。集中力と体力には密接な関係があり、体力のある人は集中力が長く持続します。そこで逆転できるわけです。

中学受験も同じです。6年生になるまで野球やサッカー、水泳など激しいスポーツをしている人は体力があります。6年生の1年間だけそのスポーツをやめて勉強に集中すると良い結果を出せる可能性が高いです。今4、5年生の人でスポーツをやっている人は無理に辞める必要はありません。6年生になるとどうしても勉強時間を確保しないといけないので、辞めざるを得ない場面に直面する事が多いでしょう。6年生になると同時に辞めても遅くないので、安心して運動を楽しんで下さい。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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