国語、理科、社会の問題では、選択肢の問題が多くあります。次の4つの中から適当なものを選びなさい、あるいは不適切なものを選びなさい、というような問題です。このような問題を解答する際は、不正解の選択肢のどこを変えれば正解できるかを考えてみましょう。それができれば、その問題に関して深い理解ができていると言えます。
間違い直しの際に全ての選択肢を考える習慣をつけましょう。時間に余裕があれば、それに該当する箇所を資料集で調べたり、ネットで調べるとより深く理解し記憶に残ります。好奇心が刺激され楽しくなればしめたものです。
本来の勉強とはこういう勉強を言います。知らないことを知る、知っていると思っていた事がいかに浅かったかを知るのが本当の勉強です。自ら調べる習慣は、これから生きていく上で必ず役に立ちます。特にインターネットとは切っても切り離せない時代になっているので、検索力をつけるのは大きな武器になります。資料集とネットの両方を使う事で、ネットには間違った情報があることを知るでしょう。そのような体験を子供の頃からしておくことは良いことです。
子供にスマホを持たせるかどうかは、家庭の方針によるので必要かどうかの話はしません。しかし、家の中に共同で使うパソコンがある環境を用意しておく必要はあります。そして親の姿勢として、子供が質問してきた時に資料集やネットで調べたらわかる内容については「自分で調べなさい」と突き放すことは良い教育です。子供は慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、そこは時間をかけないといけないです。
自分で調べる習慣のある子供は自発的に勉強するようになってきます。そうすれば保護者の方に時間が生まれますし、余計な事に頭を悩ませる必要がありません。手取り足取り教えるのは初期の段階だけにして、できるだけ早く自分で調べさせたり、塾の先生に質問しに行かせる方向に持っていく方が良い方向に進みます。子供を甘やかすと将来親子共に苦しむことになります。愛情を持って突き放すことは必要なのです。
今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。