中学受験の明日のために その30 やる気はやっていく中で湧いてくるもの

 やる気が出ないという言葉をよく聞きます。やる気が出ないから出来ない。やる気を出す方法を教えてください、という質問を受けた事があります。

結論から言うと、やる気は出さなくていいです。大切なのはスタートする勇気です。スタートさえすれば徐々にやる気が湧いてくるものです。やる気がないからスタートできないのでは無く、勇気がないからスタートできないのです。

勉強をスタートすると頭を使わないといけません。頭を使うのが好きな人は簡単にスタートできますが、そうでない人は頭を使う労力を想像してスタートする前から嫌になってしまうのです。頭を使うのはエネルギーを消耗します。勉強した後に疲れるのはエネルギーを使っている証拠です。そして勉強は面倒な作業の連続です。細かい点に注意しながら進めていくことばかりです。間違い直しは気持ちの良い作業ではありません。人は易きに流れるので、しんどいことはなるべくしたくない気持ちはよくわかります。ですが面倒な事をやらないと良い思いができないのも事実です。

スタートする前にあれこれ想像するとなかなかスタートできません。何も考えず、机に向かって手を動かしていると徐々にやる気が出てくるものです。文句を言いながらで構わないので、とにかくスタートする事です。やる気満々で取り組んだけれど、数分で勉強をやめた経験はないでしょうか。逆に、嫌だなと思いながらもやっていく内に興味が出てきて追求した経験はないでしょうか。

失敗を恐れる人はなかなかスタートできません。ですが失敗しない人なんていませんし、失敗は恥ずかしいことでも何でもありません。失敗を恐れてチャレンジしないことの方がよほど恥ずかしいのです。結果はやってみないとわかりません。気負うことなく軽く始めれば良いのです。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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