中学受験の明日のために その27 スランプに陥ったら、無理をしないこと

 大抵の受験生は、小学校4年生くらいから塾に通って受験に必要な知識を学んでいきます。3年間も塾に通っていると、誰でもスランプに陥ったり勉強をしたくなくなる事があります。その時は無理をせずにゆっくりと休みましょう。心の声に正直に従って、好きなことややりたい事をやりましょう。心の声を無視して無理をしても、効果が無いばかりか後でもっと大きなスランプが来たりします。

人間は振り子のようなもので、頑張る時期もあれば休む時期もあるのです。休んでいる時に、真面目な生徒や保護者は焦ってしまいますが心配いりません。誰でもそういう時期があるので、長い目で見ると大きな差をつけられたりはしません。もちろん休みすぎは差をつけられますが、思う存分遊んだら、そろそろ勉強しようか、という前向きな気持ちになるものです。悶々としながら勉強するくらいならスパッと諦めて遊んだ方が効率が良かったりします。

「よく学び、よく遊びなさい」という孔子の言葉は名言です。できる人ほどよく遊んでいますし、それは社会人になっても同じです。仕事のできる人は大抵よく遊んでいます。切り替えが上手なんですね。学生の内から、バランスの良い生活習慣を身につけましょう。

また、スランプ脱出法の1つに簡単な問題をたくさん解くという方法があります。スランプというのは自信を失っている状態ですから、できる問題をたくさん解いて小さな成功体験をたくさん積んで自信を取り戻すという方法ですね。調子が悪い時に難しい問題を解く必要はありません。簡単な問題を丁寧にたくさん解いて成功体験を積んで下さい。

他にも、美味しいものを食べて睡眠時間をたっぷり取るのも有効です。食事と睡眠は生きる上での基本です。そこが疎かになると全ての歯車が狂ってくるのです。今一度、食事と睡眠の環境を見直してみましょう。改善できる点が必ずあるはずです。バランスの良い食事と良質な睡眠さえ取れていれば、事態が悪くなることはまずありません。何事も基本が大事です。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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