中学受験の明日のために その25 素直な心の持ち主が最も伸びる

 どんな分野であれ新しく何かを学ぶ時、素直な人が最もよく伸びます。話をよく聞き、疑問に感じたことを質問し、答えに対してなるほどと納得する人ですね。納得する人は前に進めますからどんどん成長していきます。いつまでも納得いかないと言ってそこに留まっている人はどうしても成長が遅くなってしまいます。

納得できるできないは、内容ではなくその人の心の問題なのです。素直な人は納得できます。たとえ的外れな答えを聞いても、この人はこういう人なんだな、とかこの人の本当に言おうとしていることはこういうことなんだな、というように解釈して納得するのです。

子供が素直に育ってくれたら子育ては成功です。知識や技術は後からいくらでもついてきます。どれだけ才能があっても、素直でない人は途中から伸び悩みます。周囲の人が協力してくれないようになるからです。人は皆素直な人が好きで、ひねくれている人を応援したいとは思いません。

ではどうすれば素直な人に育つのでしょうか。これは幼少期にいかに親に愛されたかだと私は感じています。条件付きの愛情ではなく無条件の愛情です。どんなに悪いことをしようが、どんなに成績が悪かろうが、愛されるという体験をした子供は素直に育ちます。逆に良い子でないと怒られたりすると、子供は自他共に信用できなくなります。自己評価は低くなってしまうでしょう。そうするとなかなか伸びないのです。

親の姿勢としては、子供の話をよく聞き、悪い事をしても叱りはするけど愛情は常に持っているという事を伝える事が大切です。成績が悪くても怒らず、笑い飛ばして改善策を一緒に考える親だと、子供は安心して受け入れようとしますしやる気が出るでしょう。甘やかすのはいけまんが、出た結果に対して怒っても結果は変わりません。叱るなら、結果が出る前のプロセスを叱りましょう。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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