中学受験の明日のために その18 集中力を鍛えよう

 同じ時間勉強しているのに成果には大きな差が出ます。これはなぜでしょうか。持って生まれた能力の差や環境の差は確かにありますが、集中力の差がかなり大きいです。そして集中力はトレーニングで鍛える事ができます。

最も良いのは、好きなことを通して集中力を鍛えることです。嫌いな事はそもそも集中できません。6年生になるまでは好きなことをし続けましょう。スポーツが好きならスポーツを、ピアノが好きならピアノを、ゲームが好きならゲームをしましょう。

もちろん塾の家庭学習が疎かになったり雑にやっていいわけではありません。ですが、早く家庭学習を終わらせて好きな事をするのは問題ないです。むしろ、好きな事をできるだけ長くするために、家庭学習を早く終わらせようと集中して取り組むようになるでしょう。要領良く勉強するために頭を使うようになるでしょう。ダラダラと勉強するよりよほど良いです。

好きな事は放っておいても頭を使って集中します。これで集中力が鍛えれるわけですね。集中力を鍛える事が出来れば、さらに勉強の効率が上がり、ますます量をこなす事ができます。すると成績が上がり、勉強のモチベーションが上がってさらに勉強するという正のスパイラルに入っていけるわけです。

良い成果を上げる人は皆集中力が高いです。目の前の事のみ考えていますから、注意深くなりケアレスミスが少なくなります。ケアレスミスが多いというのは集中力が低い証拠であり、余計なことを考えている場合が多いです。雑念は誰にでもありますが、普段の勉強や好きなことを通して集中力を鍛えていけば、ケアレスミスは減っていくでしょう。

夜より朝の方が集中力が高いので、なるべく朝早く起きて勉強し、夜はすぐに寝るようにしましょう。夜集中力が低下するのは1日の疲れが溜まっているからです。体力のある人は疲れが溜まりにくく、集中力が持続しやすいので、休みの日はできるだけ外に出て運動をするようにしましょう。子供は大抵身体を動かすのが好きです。我慢する必要は全くありません。ストレス解消に繋がって、勉強に良い影響を与えることでしょう。

今日はここまで。読者に幸運が訪れますように。

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